離婚した方で、どのタイミングで不動産売却を行えば良いのか分からない方は多いと思います。
離婚が理由で不動産を売る場合、適切なタイミングは条件によって異なります。
そこで今回は、離婚で不動産を売ることになった場合のタイミングや注意点をご紹介します。
不動産売却を検討中の方は、ぜひお役立てください。
□離婚で家を売るタイミングは条件によって異なる？
離婚前と離婚後のどちらのタイミングで家を売るべきかは、最終的に自分で判断する必要があります。
しかし、どちらが適しているかはある程度決まっています。
ここでは、離婚前と離婚後に売却したほうが良い方の特徴をご紹介します。
＊離婚前に家を売ったほうが良い方
1つ目は、家の売却が完了するまで離婚を待てる方です。
不動産を売るには、3ヶ月から6ヶ月ほどの期間が必要になります。
そのため、離婚前に家を売るためには、手続きが完了するまで離婚を待つことが前提となります。
2つ目は、離婚後にお互いのやりとりを控えたい方です。
離婚してから相手とやりとりをしたくないという方は、離婚前に売るのが良いでしょう。
不動産を売却する手続きには、お互いの同意が必要です。
そのため、連絡がつきやすい離婚前に全てを終わらせておくのがおすすめです。
＊離婚後に家を売ったほうが良い方
それは、できるだけ早く離婚したい方です。
上記でも説明したように、家の売却には時間がかかります。
少しでも早く離婚したいという方は、離婚を成立させてから売却活動を行うのが良いでしょう。
しかし、不動産を放置してしまうとトラブルの原因になるため、なるべく早く売りましょう。
□離婚後に売却する場合の注意点をご紹介！
離婚後に売却する場合は、オーバーローン状態での売却に注意が必要です。
不動産の売却価格よりもローン残債が大きい場合、売却時に自己資金を足して住宅ローンを完済する必要があります。
売却代金を夫婦間で分けるだけの場合と異なり、ローン残債の返済に関する話はトラブルが起きやすいです。
オーバーローン状態で売却できない場合は、任意売却を行うと負担が小さくなる可能性があります。
しかし、普通の売却活動よりも綿密なやりとりが必要だったり、購入者が見つかるかどうか分からなかったりなど、デメリットも多いです。
手間がかかるという点で注意が必要です。
□まとめ
今回は、離婚で不動産を売却することになった場合の売却タイミングや注意点をご紹介しました。
離婚をきっかけに行う不動産売却は、条件によってタイミングが異なります。
そのため、ご自身の状況に合ったタイミングで売るのが良いでしょう。
この記事を参考に売却活動を進めていただければ幸いです。
